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Fiji Pro 2014. Tavarua

2014年05月30日 10:06



6月初めにTavarua Islandで開催されるFiji Pro
Fiji Proが終わったすぐ後に TavaruaでのSurfer's Medical Associationに参加する予定です。
WCT surferの気配が残っているかもしれません。
今年も世界中から大勢のドクターやコメディカル、救命士などが集まります。
ドクターの専門分野は様々で、総合病院なみの標榜科数。
今回も耳鼻咽喉科医は私一人のようです。

Tavarua周辺の無医村を巡り、メディカルチェックなど社会貢献活動にも参加するのですが
新しい取り組みが出来ればと思っています。

Shane Dorian Cloudbreak from stackingclips on Vimeo.



Shane Dorian Getting Barreled at Cloudbreak, Fiji.



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第29回 日本耳鼻咽喉科学会 九州連合地方部会学術講演会

2014年05月23日 01:01

第29回 日本耳鼻咽喉科学会 九州連合地方部会学術講演会
  日時:平成26年7月12日(土)、13日(日)  にて
「外耳道外骨腫(サーファーズイヤー)の取り扱い」
について教育講演をさせていただくことになりました。

通常の学会発表の3倍以上時間があるとのこと。
耳鼻科のDr向けの会合なので、釈迦に説法...という感じもするのですが
なにかしらお役に立つ情報を提供できればと思います。

講演の内容は、
過去6年にわたって行なってきた国内外でのサーファーズイヤー検診データによる疫学研究。
検診時によく聞かれるサーファーの声や疑問点を 医療者側に届けられるかと思います。
最近では海女さんのお耳に認められた外骨腫についてのデータもあります。
治療法については、昨年のSanta Cruz, Californiaで Dr.Hetzlerに教えてもらった手術の方法。
手術機械については、知り合いの溶接の達人によるオリジナル加工手術器具。
現在行なっているサーファーズイヤーの短期滞在手術についての成績やサーファーの満足度など
これまでの研究全体を振り返る機会になりそうです。

合間に、この数年、Blogにアップしてきたカジュアルな内容の記事もまとめてみようと思います。
通常の学会発表とは、随分趣きが違う感じになるかもしれませんが、
テーマがサーファーズイヤーなので、自由な感じでやりたいと思います。

Surfer's Medical Association Annual Meeting 2014

2014年05月23日 00:51

Surfer's Medical Associationの会議が今年もTavarua island で開催されます。
June28-July5, 2014

Surfer's Medical Associationは Surferであり、医療者である人の非営利団体で
Dr、看護士、手術助手、救命士などが参加しています。
Surfingにまつわる健康問題についてのそれぞれ研究発表や意見交換、
近隣の村のヘルスケアなどを行なっています。

2011年、2012年と続けて参加してSurfer's Earについての研究発表をしたのですが、
今回は2年ぶりの参加になります。
初めて訪れた2011年には、滞在最終日にリーフで怪我をしてしまったのですが
TavaruaスタッフとSMAメンバーが医務室に集合し、助けてもらった思い出の島でもあります。
英語では満足にお礼もいえず、もどかしかった記憶。

2年前の発表とは、Surfer's Earについての私自身の理解や、治療方法も変わってきているので
また研究発表に行ってきます。


0607tavi_island560.jpg

おそらく期間限定だと思いますが、SMAのホームページのBlogのトップページに
昔 ウルワツで乗っているときの写真を載せてくれていました。 
Surfer's Medical Association Blog

Bob Burnquist's Floating Skate Ramp

2014年05月21日 01:48



海に浮かぶランプ
これで飛び出していけたら最高に気持ち良さそうです。



スケートをはじめて約一年経過。
ボウルから飛び出すまでは まだまだかかりそう。

Ama Divers  海女さんに会いにいく

2014年05月11日 21:21

2014年 5月10日
三重県 鳥羽市、志摩市の海女さんたちでつくる
「第一回 海女振興協議会 里海を創る海女の会」が志摩市磯辺生涯学習センターで開催されました。



海女さんは職業ダイバー。
サーファーと同様にお耳に冷水刺激が繰り返されるので
外耳道外骨腫が好発するであろうとは容易に想像できます。

しかし、外骨腫の保有率や、程度、海女経験年数との関係など詳しいところは明らかでありません。
いつか、海女さんの耳も検診させてもらえないかと考えて、かねてより関係各所に打診していました。

三重県は国内でも海女さんの数が最も多い県。
志摩半島だけで900人以上の海女さんがいるとのこと。
海女さん文化を保存していくために、
志摩市では無形世界遺産への登録を目指して活動されています。
今回、海女文化保存に尽力されている「海の博物館」の館長、石原さんとご縁があり、志摩市観光戦略室の協力もあって、海女さんたちにお会いする機会を得ました。

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現役の海女さんが多数参加されました。
海女さん以外にも、観光や、漁業、海女文化保存に関わる方々が参加。
外耳道外骨腫(サーファーズイヤー)についてだけではなく
ダイビングに関係する耳、鼻の機能や 問題について解説しました。
質問が多かったのは、やはり潜水時の耳抜きのこと。
通常 ダイビング時には 水深に合わせて耳抜きをする必要がありますが
潜水すると目が回る海女さんや、耳抜きができない海女さんは耳栓を使用せざると得ないとのことでした。

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サーファーズイヤー検診と同様にお耳の検診を。
「海女イヤー」 はあるのか?

ポルトガル出身の映画監督が
海女さんのドキュメンタリー映画を撮影しているらしく
検診の風景も撮影されました。
監督自ら カメラをまわす前で 海女さんのお耳を拝見。

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経験年数30〜40年以上というベテランの海女さんがほとんどでした。
軽度〜中等度の外骨腫形成はけっこうな人数に認められましたが
予想していたよりもずっと、海女さんの外耳道外骨腫の保有率は低く、高度に進行した方も少なかったです。

外耳道外骨腫は男性よりも女性の方が形成されにくいと考えられています。
それに加えて、海女さんの場合は操業時間も限られており、
サーファーのように、長時間風にさらされることは少ないことも影響しているのかもしれません。

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同じ程度の経験年数であればサーファーの方が外骨腫の保有率は多く、外耳道外骨腫の通称としては
「海女イヤー」ではなく「サーファーズイヤー」が適当なようです。

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「里海を作る海女の会」に参加された海女さんたち。
 ほぼ全員が検診を受けるために、講演終了後も残ってくれました。

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会の終了後は、志摩市観光戦略室のHさんと
海の博物館の館長である石原さんが
三重の景勝地や、海女小屋を案内してくれました。
石原館長は日本全国の海女さんの所在から数、志摩の文化、歴史的な背景など
細かい事まで詳細に把握されており、その知識量に圧倒されました。

ここは真珠の養殖で有名な湾とのこと。

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宿は、シャカ志島ペンションへ。
海のすぐそば。

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お部屋の窓からこの風景。

目の前がサーフポイント。
本日は小波ながら この地域ではパワーのある波が立つポイントとのこと。

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館内にはステンドグラス。

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翌朝、早朝。
近くの散歩道を散策。

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小さな湾が見えたので

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降りてみよう。

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まぶしい。志摩の海。

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朝食
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トコブシの煮付けやエビのお味噌汁に入ったアオサが美味しかったです。

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5月11日(Sun)は、国府の浜 プラヤサーフショップにお邪魔して
ここでもサーファーズイヤー検診を。

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ショップオーナーの西世古プロの御厚意で
検診場所をお借りしました。

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ローカルサーファーに集まってもらい検診させていただきました。

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集まって頂いたサーファーの方々とゆっくりお話することができたのですが
サーファーズイヤーについては その原因や治療法について
いろいろと誤解されていることも多いことがわかりました。

海女さん検診022

5月11日付けの 中日新聞
海女さんの耳検診の模様を掲載して頂きました。

すこし残念なのはこの記事の文面について。
サーファーズイヤーの予防のためにガムをかむよう勧めたようにも受け取れますが、それは間違いです。
また、耳抜きをするためには、ガムをかみながら潜るとよい、と誤解される可能性もあります。
講演では、耳抜きがしにくい方は、耳管の通りをよくするために、潜水の前にガムをかむのはよい、と話しました。
もちろん、ガムを噛みながら潜ることはおすすめできません。サーファーズイヤーの話とは全く別の話題でした。

せっかく記事にしていただのですが、これでは間違った情報を広めることにもなりかねません。
私の説明の仕方が不十分で、理解しにくかったのかもしれない、と反省しています。
 以前、別件で取材を受けたときに、新聞社の方に聞いたことがあるのですが、新聞の記事などは基本的に取材を受けたほうからの校正は受け付けないとのことでした。そのときは誤解を生むような表現がないように、特別に内容の校正をさせていただきました。記事にしていただくのはとてもうれしいことなのですが、やはり医学的なことは、ちょっとした記載の仕方で誤解を生じうるので、発行する前に確認させていただくのが望ましいと思います。

サーファーズイヤーについての根強い誤解も、いろいろなメディアでの間違った記載が元になっているのかもしれません。

今回の志摩訪問の窓口になっていただいた 志摩観光戦略室の皆さん 
いろいろとご配慮いただきありがとうございました。楽しい旅でした。